2019年2月6日
【100回クルーズ】ピースボート便りVol.3
1月29日現在、船は
南アフリカを出港しアフリカ大陸最後の寄港地、
ナミビアを目指して進んでいます。
南アフリカではポートエリザベスとケープタウンの
2つの町に寄港しました。
アフリカ大陸は治安の問題上、必ずグループでの行動と、
移動にはタクシーを使う事を勧めています。
今回は少し南アフリカのタクシー事情について書いてみたいと思います。
(南アフリカで出会った動物の写真も添えて)
南アフリカでは停泊したポートエリザベスとケープタウンで
計3回、タクシーに乗っての移動がありました。
まず、船から港に出るとタクシー運転手が客引きをしています。
日本ではメーター制で何人乗ってもお金は変わらないですが、
こちらでは交渉制で1人1人お金を払うシステムです。
この交渉が毎回大変に苦労します。。。
まず運転手は大体とんでもない金額を言ってきます。
ここから交渉して値段を下げていくのですが、
運転手は凄く強気に来るので一苦労。
こちら側もタクシーを使う場合
そこの人達を頼るしかないので何とか折り合いをつけていきます。
(流しのタクシーは安全上あまり使わない方が良いため)
1日目ポートエリザベス
(移動距離→144キロ。目的地→addoナショナルパーク。
料金→470ランド[約3800円])
黒人の47歳の男性。かなり適当な感じ漂う人物。
なぜかというと明らかに初めて来たであろう動物園で
「普段はもっと動物がいるのに、何故今日はこんなにいないんだ。。」
としきりに言っていたから。
途中お酒を飲んでいたような節もあり、
支払いの時、少し恐かったのですが
最初の交渉時の値段をすんなり受け入れてくれて一安心。
もしかしたら最初の交渉金額がかなり高かったのかもしれないです。
2日目ポートエリザベス
(移動距離→40キロ。目的地→KRAGGAナショナルパーク。
料金→125ランド+チップ5ドル[約1550円])
[2日目の自然保護区のキリン]
イタリア系の南アフリカ人のジーナさん。男性。
始めは陽気で車内でも爆音で音楽をかけていて、
サービス精神もあったものの、
支払いの時にゴタゴタし、こちら側が根負けしてチップを渡す。
渡した後にももっとくれとせがんでいました。
いい人と思っていても急に豹変することもあるので
信じすぎるのは良くないと教訓になりました。
3日目ケープタウン
(移動距離→128キロ。目的地→Bouldersナショナルパーク。喜望峰。
料金60ドル+チップ5ドル[約7300円])
[3日目のペンギン、暖かい地域でも普通にくらしているようです]
白人のお母さん。
タクシー運転手歴42年のベテラン。
色々ここら辺に何があるとかを説明しながら、
時には車を停めながら運転してくれました。
ただ1番強気で全く値段交渉を許さず、
何を言ってもブレずにこちら側が言い値で妥協。
さらに帰りにも理由をつけられチップも渡して終了。
他に同じようなコースを行った人に話を聞いたところ、
そちらのタクシー代は35ドルほどだったそう。。
「やられた!」と思ったのと同時に
凄いお母さんだったなと思いました。
今回は以上の3人のタクシードライバーと出会いましたが、
タクシーは値段が決まっていないので交渉を上手くする事が
凄く大切です。そしてタクシーの人からしたら
出来るだけ人数を載せた方がお金になるので人が多い方が
交渉しやすいです。(3日目は2人でした)
3人とも共通していたのは、
どうにか理由をつけて追加でお金を取ろうとしていたこと。
料金には関係ないですが、車は日本車を使っていたという事でした。
アフリカ大陸でも日本車がたくさん走っていました。
日本のタクシーは良心的で安全だということを痛感する3日間でした。
船は次の寄港地ナミビアを出ると南米へと向かいます。
ではまた。
アママ小林