蓬治療所

24時間ネット予約はこちら

太極拳教室はこちら

よもやま話(ブログ)

2019年3月13日

【100回クルーズ】ピースボート便りVol.5

みなさん、こんにちは。

ピースボートは南太平洋を横断中、イースター島から
次の寄港地のタヒチに向かって順調に航海しています。

今回はリクエストを頂きました、船内生活について。

南太平洋を横断中のとある1日。

●5時、起床。
1日の始まりは、朝6時からのおはよう太極拳です。
5:40に小林くんと待ち合わせて一緒にその準備。
日の出は7:35、真っ暗ですが南半球の星空の下、
約50人のお客さんと太極拳です。
頭上は満天の星空、船の後方には蠍座、南には南十字星。

●7時、太極拳が終わると朝ごはん。
本日の船内新聞(1日の様々な企画のタイムテーブルです)を見ながら、
小林くんとあーだこーだ話して30分ほど。
IMG-8622

朝食後、日の出を見に外のデッキへ。
空のピンク色が海に映り、徐々に夜が明ける美しい
時間です。
IMG-8623

●8時半、朝のミーティング。
天候や波の様子、1日の流れや各部署のトピックスをシェアします。

ミーティング後、船内治療室アママヘ出勤。
治療室の準備や予約の受付けを行います。

●9時前、本日はピトケアン島の沖を通航。
人口50人弱、空港もなく、定期船による物資の運搬は年8回とか。
まさに絶海の孤島。戦艦バウンティー号の反乱で有名な島です。
通過するときに、ピースボートからは汽笛を3回、
島からは“安全な航海を”とメッセージの交換をしました。
IMG-8610

●9時~12時、アママ午前の部。

●12時半、お昼ご飯。

ちなみに私達は船員で、食事は船員専用のビュッフェ形式の食堂を利用します。
食堂では船長をはじめ、国籍も職種も違う船員が一緒に食事をします。
そのため、食事は日本食中心ではなく、
国籍や宗教などを配慮したメニューとなっています。

本日の私の食事
※私はあまり肉を摂らないのでこんな感じですが、
肉はたっぷり出ます。宗教(やコストも?)的な理由で鳥が多いです。

朝;中華粥、味噌汁、目玉焼き、切り干し大根、カフェオレ、フレンチトースト
昼;パスタ、スープ、サラダ、パウンドケーキ
夜;ご飯、ミネストローネスープ、雑穀サラダ、焼き魚

●14時~15時、避難訓練。
船員は1週間に1度避難訓練があります。
船内で火災発生を想定して、乗客の方の避難、誘導などの動きを繰り返し訓練します。
(乗客の方は1ヶ月に1回避難訓練があります)

●15時~19時、アママ午後の部。
鍼灸とマッサージの割合は5:5くらいで、
中国や台湾、シンガポールの方も治療に来ます。
特に中国や台湾の方にとって鍼灸治療は絶大な信頼があるようで
(確かに日本の人より治癒が早いです)痛み止などに頼らず、
鍼灸治療がファーストチョイスだったりします。

●20時、夕ごはん。

本日は時差調整の日です。
船が地球を一周する間に24回の時差調整があります。
1時間時間が戻り、24時が23時になり、実質夜が1時間伸びることになります。
こんな日は友達を誘ってピアノバーへ。
ピアニストのサーシャのピアノは心の芯に響きます。
船内でお気に入りの大切な場所の1つです。
IMG-8611ピアノバー

そのあとで、星を見に外のデッキへ。
しかし、星のほとんど見えない薄い雲のかかった夜でした。
最近は天の川や流れ星もバッチリ見える日が続いていたのですが、残念。
こんな日もあります。

●23時就寝(時差の日なので実質22時)、おやすみなさい。

毎日はあっという間に過ぎてしまうのですが、こうして書き出してみると色々あります。

この船の仕事はとても多くの事を得られる場です。
太極拳や治療を通して経験値があげられるのは勿論、
同じ船で働く国籍、年齢、職種を越えた友人がたくさん出来ます。
(その気になれば色んな国の語学の習得もできます!)
またピースボートのお客さんは人生経験豊富、好奇心旺盛、
個性的な方が多いので、人生の先輩から聞く話は興味深く、
私の考え方に大きく影響を与えてくれます。
(瀬戸内海の島への移住することも後押ししてもらいました!)

残り3週間のクルーズ、カウントダウンの日々を
乗客の方と同じくらい寂しく思う今日この頃です。

アママ 村松

カテゴリー: お知らせ, ピースボートスタッフ便り   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>