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よもやま話(ブログ)

2017年2月22日

【第93回クルーズ】ピースボート便りVol.6

2/1

1/31に世界最南端の港 ウシュアイアを出発し、
船はいよいよドレーク海峡へ・・・。

ドレーク海峡とは、南アメリカ南端のフエゴ諸島と、
南極半島の北にあるサウスシェトランド諸島の間に広がる
約800㎞の海域です。

海上では通常毎時20~40㎞の西風が吹き、
時速70㎞以上の強風が吹くことも珍しくないところです。

そんな海をピースボートは進みます。

当然、船は揺れます。
とても揺れます。
すっごく揺れます。

どれくらいかというと・・・

船の9Fにある、お客さんが食事をする机と椅子が
まとめて右へ左へと移動してしまったり、

部屋の机のものはほぼ落下し、
机の引出しは開いては閉じるを繰り返したり、

食堂でご飯を食べていると、椅子が傾き、
私のこのデカい身体でさえ、フワっと浮くくらいの揺れです。
(最後の例が一番伝わるでしょうか?笑)

私は船酔いしやすいので、あらかじめ酔い止めを
飲んでいましたが、夜中から夕方くらいまでずっと
遊園地のアトラクションに乗っているようで、
やはり体調はすぐれませんでした。

そんな一日を過ごしたその夜
船内新聞にこんな船旅コラムが載っていました。

以下、船内新聞より抜粋

「いよいよ本船はドレーク海峡に入りました。
現在私たちは激しい揺れの中にいます。
僕も船酔いする方なので、この揺れに苦しめられています。
しかし個人的には、南極を訪れるのであれば船はしっかり
揺れた方が良いと思っています。
青と白の氷の世界が広がる南極は、
手つかずの自然が残された
「地球最後の秘境」とも称される場所です。
そして、私たちが南極を訪れるということは、
どんなに環境に配慮しても、南極の自然や生態系に対し
負荷をかける行為でもあります。
そうである以上、この揺れは南極を訪れるために
支払うべきせめてもの対価だとはいえないでしょうか。
この揺れに翻弄されながら、自分が南極を訪れることの
意義について改めて考えたいと思います。
また、この揺れの先にはどんな世界が広がっているのか、
より一層の楽しみになってきました。」

・・・なるほど。
そういう考えもあるんですね。

さぁ、明日はいよいよ南極。
よい一日となりますように★ミ

2/2

いよいよやってきました、南極です。
nankyoku3

天候や風の状態などにより、予定していた航路を変更し、
船はキングジョージ島・キングジョージ湾へと進みます。

南極遊覧中は船内放送で案内があります。

アママは南極遊覧中も終日営業のため、
船内放送に耳を傾けながらも、仕事をしておりました。

お昼休み・・・
「本船左舷側に大きな氷河が見えます。」
との船内放送が流れました。
nankyoku5

お客さんが一斉に左舷側にいくので船が傾くんじゃないかと
ソワソワするほどの勢いでした。
nankyoku6

その後も、
「本船右舷側1時の方向にクジラが見えます。」
などなど、たくさんのクジラ情報が放送で流れ、
その度にお客さんが大移動するあわただしい一日となりました。
nankyoku1

私は残念ながら、クジラは見られませんでしたが、
オットセイ?アザラシ?のような黒い物体が
4、5頭ジャンプしながら海を泳いでいく姿を目撃しました。
nankyoku4

さて、ここで疑問が・・・
だれがクジラ情報を伝えているのか。

答えは、
操舵室にいるスタッフをはじめ、
右舷側・左舷側・前方・後方にそれぞれ、
トランシーバーを持ったスタッフが待機し、
常に海に集中し、見つけたら即、トランシーバーで
報告をしていたそうです。

極寒の中、かなり長い時間立ちっぱなしで、
どうかみなさん風邪を引きませんように・・・。

さて、夜はピースボートスタッフと
カルチャースクールティチャーズの飲み会でした。
私は、普段アママに籠っているので、こういう交流の場は
ありがたいですね。南極遊覧を記念して、みんなで記念写真!!

あまりに薄着で震えていたら、優しいヨガの先生が、
おしゃれなストールを貸してくれました♪

まだまだ南極遊覧は始まったばかりなので、
これからどんな景色、どんな生き物に出会えるのか楽しみです。
nankyoku2

アママ 光本

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