2025年9月16日
秋の太極拳合宿報告in2025
こんにちは!
秋の太極拳合宿より帰ってきました!
今回私新人スタッフJはずっと気になっていた筆甫という土地に降り立ち、
自然、土地の人に触れ、またたくさんの刺激を受けてきました。
2泊という期間はあっという間でしたが、感じることは盛りだくさんで
何から皆さんにお伝えしたら良いか迷いに迷ってますが、その一部分でも
伝われば良いなと考えています。
太極拳合宿ということでやはりまずは太極拳の事から!
出発は朝の7時過ぎで無事皆さん集合して少し早めに町田を出ることが出来ました。
町田駅は初めて降り立ちましたが、なかなか大きな駅で初めて行くのに
迷ったりしないか着くまで気が気じゃなかったですが、なんとかバスの
集合場所に到着しました。
行きのバスでは恒例らしい「この合宿での目標」をマイクを回して皆さん
それぞれ思いの丈を話されていました。
年に2回の合宿を何度も経験されている皆さんは慣れたようにマイクを握り
各々様々な思いでこの合宿に参加されているんだと再認識しました。
旧筆甫中学校、現「そのつ森」さんに到着したのは午後3時前。
今回宿泊や施設利用でお世話になるミコさんが到着から暖かく迎えてくださりました。
荷物を降ろして早速稽古です!
およそ半年ぶりに町田組と新宿組が合同で体育館で太極拳を行いました。
いつも道場でやるのと違い、大人数で行う太極拳は大きな巡りの波を感じます。
準備体操、四方向に向かってまず十四式を4回やり、四神へのご挨拶と共に
太極拳合宿が本格的にスタート!
残暑が残る9月は東北といえど蒸し暑さが残り、額に汗して太極拳をやりました。
その後は上級者も初心者も東京組も筆甫組もそれぞれ一緒になったグループを
3つ組み、まずは自己紹介などをして親交を深めました。
筆甫の方々はみなさん大変良い方々ばかりで、この土地の澄み渡る清らかさが
染みついているお人柄の方ばかりで、お話しているだけでとても癒されました。
その後、相手と向かい合って行う基礎散手をやり、いつもの練習相手とは違う方
と手を合わせ、色んな方の手があり、新鮮な思いで基礎散手を
行いました。
今回は新宿の生徒さんの出身が福島県でその生徒さんのお母様が20年以上
福島で太極拳をされているということで、親子で太極拳合宿にご参加されました。
御年80歳のそのお母様のバイタリティは素晴らしく、
知らない方々の中に入っていても一切物怖じせず、気になるところは積極的に
質問し、東京の生徒さんもそのお母様にたくさん刺激を受けている印象を受けました。
「先生、この技は人と喧嘩になったときにこうすれば良いんですか?」
というその方の質問に対して、
「まずはですね、喧嘩をしないこと。」
と言った先生。
その場は和やかな笑いに包まれました。

これは冗談ではなく、先生がいつも仰っている
楊式太極拳の教えです。
「平和の力をつける武道・争わない力をつける武道」
が楊式太極拳の極意です。
先生はその生き方を持って太極拳の指導にあたられています。
私は身体の力みを取りたいことから始めた太極拳ですが、
根底にこんな素晴らしい理念のある武道なのだと
この太極拳との出会いに改めて感謝をした太極拳合宿初日でありました。
〔J〕

