2026年7月1日
夏至の養生
6月21日頃二十四節気のひとつ「夏至(げし)」を迎えました。
一年で最も昼が長く、陽気が極まる季節のピークです。
同時に、陰気が生まれ始める転換点でもあります。
日本ではちょうど梅雨の時期と重なるため、
強い日差しとジメジメした湿気が入り混じり、
体調を崩しやすい時期でもあります。

東洋医学では、夏は「火」の季節とされ、
心(しん)・小腸と深く関係しています。
喜びの感情を司り、
血脈の巡りを活発にし、
体を外に向かって活動的にしてくれます。
陽気が最も盛んになる夏至は、
体が活発に動く一方で、
熱が体内にこもりやすく、
水分や潤いが消耗しやすい時期でもあります。
陽極まって陰生じる、
この大切な転換点で上手に養生できれば、
秋冬の体力をしっかりと蓄えることが
できます。
この時期に起こりやすい不調
・夏バテ
・寝苦しさ・不眠
・動悸
・イライラや情緒の不安定
・食欲不振
・下痢や軟便
・むくみ
・全身のだるさ
特に心(火)のバランスが崩れると、夜に熱がこもって眠れなかったり、
感情が昂ぶりやすくなったりします。
胃腸(脾胃)が弱っていると、湿気と熱が重なって消化機能が落ちることも多いです。
夏至の養生ポイント
1 生活リズム
・早起きして朝の陽を浴びることで体内時計を整え、陽気を自然に巡らせます。
・午後は少し休養を。
・完全に早く寝る必要はありませんが、23時前後にはベッドに入れると心の休息が取れます。
2 食事の工夫ブログ画像・食べ過ぎ・冷やしすぎを避け、軽め・温かめを心がけましょう。
おすすめ食材:きゅうり、トマト、スイカ、ミント、梅干しなど。
飲み物は常温~温かめが理想。
冷たい飲み物の飲み過ぎは胃腸を冷やし、
かえってむくみやだるさを招きやすいです。
朝食は味噌汁など温かいものを取り入れると、
1日の胃腸の調子が安定します。
3 運動・入浴
・朝夕の涼しい時間に散歩や水泳などの適度な運動を。
・入浴はぬるめのお湯でゆったり。
4 心の養生
夏は「喜」の感情が大切ですが、喜びすぎ・興奮しすぎも火を助長します。
適度に楽しみつつ、深呼吸や短い瞑想で心を落ち着ける時間を作りましょう。
少しでも皆さんの夏が健やかで心地よいものになりますように。
