2017年8月1日
ハラッパ 夏の句会 第2ラウンド
題 「友」or「木」
一、親友の真心うれしおくり船
二、夕立や木の葉のしずくうなじ刺す
三、踊り場に朋友ががんぼ舞い合戦
四、友の顏蕗をうでつつ思いつつ
五、栗林子供等去りて駐車場
六、夏休み友と木のぼり時忘れ
七、木登りの友の背中に蜘蛛光る
八、木下闇今亡き友の声聞こゆ
九、友の持つ線香花火しだれてる
十、里の口流木の山梅雨明ける
十一、友だちの寝顔やすらか冷し瓜
十二、秋近し隣の友の高いびき
十三、夏痩せはしないのでしょう?友が言う
十四、炎天下木蔭踏み踏みお遣いに
十五、桑の実を友と競って籠いっぱい
十六、友逝きて汗ばむ通夜の蝉しぐれ
十七、夏の夜をにぎわし帰る荒木さん