2023年3月29日
お花見太極拳(新宿御苑)2023
雨続きの3月末の天気でした。そのため、日曜日の町田芹ケ谷公園での
お花見太極拳も中止となりましたが、本日はおだやかな日差しのもと
散り際の桜の花を仰ぎながら、ゆったりとした時を過ごすことができました。
思えば、多聞内神道の外道場として、長尾豊喜道場首と多くの高弟、
兄弟子のご縁をいただき、日曜日の一日、閉門のチャイムが鳴るときまで
武道門の稽古をつけていただいてから、35年以上も経っています。
当時は、桜の季節でも入場するのに長蛇の列もありませんでした。
しかし、本日われわれは一時過ぎ頃の退場でしたが、これから入場される方々は、
新宿高校の方までも人の波という混雑ぶりでした。
4年ぶりの新宿御苑は染井吉野が散りかけていて、八重桜の関山が、
ソロソロと蕾を開きかけている様子でした。いつも、広い芝生ではなく、
少し藪に入った中で、落ち葉を踏みしめながらの太極拳でしたが、本日は
切り倒されたプラタナスの切り株、直径1メートル以上もある丸太二本を
囲んでの練習でした。
樹齢何百年、というプラタナスの林。藪に囲まれた空き地は、ほぼ、
10人で手一杯の広さですが、その地面の様子は、ふかふか、少し硬い
スポンジを踏んだような感触でした。新宿御苑で初めての体験でした。
徳川幕府時代の内藤屋敷の跡地と言われています新宿御苑。三、四百年の
落ち葉の積もり積もった土の感触と、勝手な想像をしての太極拳でした。
一年に一度のお花見太極拳。今年は今まで以上に、ココロとカラダに
響く、まさに、「内神」の「道」を歩ませていただきました。
4月3日。来週の月曜日は「蓬ランチ」です。
野草の天ぷらです。春の息吹を口からいただきたいと思います。
是非、お越し願います。
〔O〕