2020年7月8日
【豊島通信】~不定期連載 その2~
豊島への帰島がなかなか叶わない中、心の中で島の風景と共に過ごしています。
豊島の友人達も不要不急の島外へ行くこと遠慮しているようです。
友人の1人は生活の潤いに猫との生活を始めました。
お腹の大きな猫、ハイちゃん。
ハイちゃんの生活や仔猫の成長を写真やビデオを通して共有して
お互いのこの生活にエールを送り合っています。
仔猫が産まれてからハイちゃんの美しさに磨きがかかりました。
そして仔猫は徐々に目が開いていくということを知りました。
ちょっと面白い顔で気に入っていましたが、くりっとした瞳のかわいい仔猫になりました。
季節の恵は例年通りです。
留守にしている自宅の庭の紫陽花が今年は一段ときれいに咲いています。
欲しい人にどんどんお裾分けして、少しドライフラワーにしてもらっています。
『直ちゃんの庭に蛍が飛んでいるよ』と友人が教えてくれました。
豊島に行くことが叶わなかった母でしょうか、私の留守中に行くことろが母らしいです。
思い出すのは2年前、友人の誕生日を祝い雨上がりにドライブした新月の夜。
空は満天の星空、足元は同じくらいの数の蛍の光の点滅、
ジブリ映画のような景色に包まれていました。
豊島にある観光施設の再開が7/10に延期になりました。
島民のほとんとが高齢者、病院もないとなると観光客が押し寄せる状況は
まだまだ歓迎されていないようです。
普段島で生活していている移住者でさえ、都会から帰るとしばらくの間
自主隔離していると聞き、私の帰島のタイミングはもう少し先になりそうです。
友人達に島の雰囲気を聞きながらそのタイミングを計っているところです。
コロナ禍にあって、小さなコミュニティーで自給率の高い地方での生活への価値が
あがっていますが、都会よりも地方の方が同調圧力の強さを感じています。
島の人へ配慮を大切に2拠点生活焦らずに進めていきたいと思います。