2021年3月17日
【豊島通信】~不定期連載 その4~
5ヶ月ぶりに豊島に行ってきました。
桜の枝がピンク色に色づいて島も全体的になんとなくピンク色。
ちょうどつくしのシーズン。
採った後のはかま取りが面倒とわかっていても、
目はつくしを追いかけ、手はどんどんつくしを摘みます。
籠が一杯になった所でやめにして帰ると、
友人が集まっていました。
今年はつくしが早いね。
I地区の私の畑のつくしはまだ出ないなぁ。
ペペロンチーノにつくしを入れて山菜パスタにする観光客に大人気だよ。
Sさんは傘が開いたつくしがアクがないから好みなんだって。
さっきSさんが卵くれたよ。
左指ではかまをつまんで右手でつくしをくるっと回して、
はかま取り。この手の動きは1年に1度つくしだけ。
『四季をなくすと呆けるからな』
島の人が言うのはこうゆうことだと、はかま取りをしながら実感します。
この時期女性たちは1年分の味噌の仕込みの時期でもあります。
何人かでグループを作って、麹を作り、大豆を釜で炊いて、
4日間かけて約30キロの味噌を仕込みます。
以前から聞いていた味噌作り、来年こそは参加したいと思っています。
春がどんどんやって来ています。
壁にネットを張りなおして、庭にスイートピーの苗を植ました。
友人の家の猫は仔猫3匹を産みました。
春が来たのは嬉しいけれど、冬の間にやっておきたかった庭の整理、
家の修繕、、、これはまた次の冬に。