2018年3月7日
【96回クルーズ】ピースボート便りVol.6
船は最後の寄港地パプアニューギニアのラバウル島を出港し、横浜港を目指します。
このクルーズは夜明けが6時を過ぎることが多く、
朝6時の太極拳の時間にはまだ頭上に星が輝き星空をよく眺めました。
進路を北へ。
そろそろ、船首には北半球の星空、北斗七星。
船尾には消えそな南半球の星空、南十字星。
頭上にサソリ座、その上に木星、黄道に沿って火星、土星。
朝の太極拳は星空の観察から始まりました。
3/2
日の出は5:57。
徐々に上がる日の出を眺めながら太極拳の時間が始まります。
満月の今日、東の空には昇る太陽、西の空に沈むまあるい月、その真ん中に私たち。
その情景だけで心身が整うような美しい朝の始まりでした。
3/3
最後の太極拳、夜明けは6:05。
少し肌寒くなりましたが、最後の日もデッキで朝を迎えながら
太極拳をすることができました。
アママ常連の春日さんにたくさんの写真を頂きました。
毎朝の音響装置の搬入のお手伝い、何気ない挨拶や笑顔、
沢山の人に支えられた太極拳の時間でした。
最後の太極拳が終わって
朝の8時から硫黄島周航。
風が少し肌寒いですが、海も穏やかでお天気は良く
かつて激戦の末、山頂に星条旗が立ったすり鉢山や、
自衛隊のレーダー基地がはっきりと見えます。
終戦後73年、かつて戦地になったこの島の島民は
この島にはいまだに戻れていません。
そして海にはたくさんの鯨がいます。
潮を吹いたり、ジャンプしたり、
短時間でこれだけたくさんの鯨が水面に現れるという事は、
この海には相当の鯨がいるのだとこの海の広さや豊かさを感じます。
仕事前に2時間ほど海を眺め、日本に戻ってきたことを実感した時間でした。
3/4横浜帰航
朝6時、まあるいオレンジ色の太陽がベイブリッジ越しに上がりました。
毎朝この場所で太極拳の時間を過ごしていた全ての朝に感謝して。
アママ村松