蓬治療所

24時間ネット予約はこちら

太極拳教室はこちら

よもやま話(ブログ)

2024年7月17日

~奄美大島見聞記~

~奄美大島見聞記~

去る6月28日から7月2日、4泊5日の予定で奄美大島に行ってきました。
きっかけは昨年に遡ります。
八丈島太極拳合宿の折、われわれ
蓬「ミ」塾の太極拳の合宿とは別に、
友人の小二田茂幸さんが経営する音楽スタジオ
「スタジオM」に集う音楽仲間のコンサート
「和み座」(主宰・シンガーソングライター米山たか子さん)が開催されました。

われわれも太極拳の練習の合間に、そのコンサートや
八丈太鼓の講習や演奏を楽しませていただきました。

その折、テナーサックスで演奏された個人タクシーの運転手の栄さんが、
今度は私の故郷で「和み座」をやりたいと提案されました。
栄さんは奄美大島出身で、以前のお仕事は大島紬の製造販売に
関係していたそうです。

それを聞いた皆さんは、私も含めて行けたらいいね・・・
程度で受け流していました。

もともと音楽好きの栄さんは、古希を機に、何か新しい楽器、
テナーサックスに挑戦したいと考えたそうです。
そこで小二田さんに先生を紹介していただき、
月二回のレッスンを受け、
仕事の合間を見てはスタジオMに練習に通われ、
ほぼ、三年、毎週1~2回の練習に励まれていました。
それは故郷の同窓生の仲間の前で、演奏したいという
熱い思いを抱かれていらっしゃったことにもよりますね。

今年に入り、それとなく、奄美大島で「和み座」ということが話題になり、
小二田さんや栄さんを中心に、旅行費用や現地での状況などなど、
まずは行ってみて考えましょう、そんな感じでした。

われわれ「ミ」塾の皆さまとも太極拳合宿ができればと考えましたが、
奄美大島は、未踏の地、
「行けばどうにかなるさ」では皆さまに紹介はできませんので、
今回は、音楽仲間について行って、下調べのついでに
心身のリフレッシュをさせていただこうと無計画な参加でした。

しかし、せっかくの長期旅行ですので、無駄骨折りとならないよう、
奄美大島の太極拳の状況を検索してみました。
団体として活動しているところはなく、「気功太極拳」を
謳っていらっしゃる方がちらほら。
そんな時、無農薬農業が趣旨の「奄美稲作保存会」をFBで
見つけました。それで早速、主宰されていらっしゃる
小池弘章さんに友だち申請をいたしました。

小池さんは神戸ご出身で、現在、イタリアンレストランを
お家族で経営されているということでした。
月曜日がお休み、その日を農作業にあてていらっしゃるそうですので、
音楽仲間は月曜日に帰る予定なので、私はもう一泊して
稲作保存会の田んぼの見学をしてから帰ることにしました。

奄美大島へはJALとピーチ航空の二社が運航しています。
格安のピーチは一日一便のみです。また、成田から午前7時発で、
その便が10時に折り返してくるということですので、
綿密な旅行計画が本来は必要となりますね。
今回は田んぼの見学以外はお任せスケジュールでした。
IMG_2399

IMG_2404

金曜日の朝、奄美空港に着きましたら、八丈島のような大歓迎ムードはなく、
まずは同乗のHaradaさんたちと軽い昼食&お神酒で無事到着の祝杯でした。
飛行場の出口では、先乗りの小二田さんたちのお出迎え。
篠笛奏者の松尾さんが田中一村の記念館に行きたい
ということでしたので、私も同行させていただきました。

田中一村は明治41年(1908年)栃木県で、木彫家の6人兄妹の長男であり、
独創的な日本画家として昭和52年9月11日、69歳で逝去するまで
生涯創作活動に没頭した人生。奄美で19年過ごしたといいます。
50歳を機に奄美に移住し、染色工の職を得ながら画業の生涯。
南画から琳派への画風、そして、たえず独自の画境への模索。
奄美パークにある田中一村記念美術館は平成13(2001)年に開館し、
それは一村の死後7年後にNHKのテレビ番組
「日曜美術館」(昭和59年)で放映され、多くの人々に衝撃を与え、
その反響が大きく、地元としても捨て置けなくなったのだと思います。
南国のゆったりした雰囲気があふれている美術館でした。
一村の絵は極彩色の大胆な構図ですが、
私にはそれがかえってその絵の中に、
表現しようのない孤高感を感じました。
牛に曳かれて善光寺と言いますが、
奄美最初の衝撃は田中一村の存在を知ったことです。
IMG_2522

IMG_2407

IMG_2406

さてさて、これからどんな出逢いありますか、
また、次の機会に記述させていただきます。
〔O〕

カテゴリー: お知らせ, ブログ   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>