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ひっぽ

2014年7月30日

「ひっぽ良いとこ、一度はおいで~♪」その3

本日~明日にかけて8月の太極拳合宿の下見兼お手伝いに、
蓬スタッフが出発しました。

合宿の際には貸し切りバスで行きますが、
今回は新幹線と阿武隈急行を乗り継いで行きます。

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通称「あぶきゅう」は福島と宮城をつなぐ電車です。
お手伝い兼下見ではありますが、みんな早めの夏休み気分を
味わえていいなぁ、と留守番スタッフは羨ましく(恨めしく!?)
パソコンの前で独りごちてます(^_^;)

宮城県丸森町のひっぽ集落にある旧筆甫中学を利用した、
「そのつ森」については、以前ブログでもご紹介しました。

今回は8月の太極拳合宿で生徒の皆さんが泊まれるように
畳を運んだり、ちょこっとお手伝いをしつつ、
現地の「そのつ森」の太田さん、未弧さん夫妻と
打ち合わせをしてきてもらいます。

「そのつ森」では現在、お手伝いでも寄付でも
一緒に作りあげてくれる方を募集しています。

蓬治療所ではまず、8月に太極拳合宿をすることを
きっかけにして「そのつ森」に協力していきたいと考えています。

今回の下見の様子や夏合宿の様子なども、こちらのブログで
ご案内していきますので、「どんなところ?」と、まずは
皆さまにご興味を持って頂ければ幸いです。

 

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2014年7月2日

「南相馬から来ました」~ひっぽ太田さん講演会番外編~

先日、ひっぽの美味しい味噌の太田さんの講演会に行った際、
会場で手に入れました。

講演会主催の渡辺一枝さんは震災以後、南相馬に
何度も行っているとのことで、そこの避難所の方たちが
作成している様々なお人形が置いてありました。

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寄付金を入れて自由に好きなものを持っていってよい
システム。

どの子も味のある顔立ち。
「ぶさこちゃん人形」と呼ばれているそうです。

その中から手に取ったお人形です。

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迷彩柄ですが緑色をしているので
「よもぎちゃん」と名付けてみました。

今後は度々大久保のお店紹介などに登場してもらおうかと
思います。

以後お見知りおきを~。

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「ひっぽ良いとこ、一度はおいで~♪」その2

ひっぽの写真です。

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「ひっぽ良いとこ、一度はおいで~♪」

先日、蓬治療所でも販売している「ひっぽの美味しいお味噌」を

作っているSOYAの太田さんが、新宿で講演をするというので
行ってきました。

宮城県は丸森町にある筆甫(ひっぽ)地区に生活し、無農薬で
お米を作り、大豆を作り、安全な原材料だけを用いて、手間をかけ、
味噌作りをしている太田さん一家。

奥さんの未弧さんが鍼灸師で、院長の鍼灸学校教師時代の教え子と
いうこともあり、蓬治療所とも昔からお付き合いがあります。

未弧さんがひっぽで太極拳教室も開いているので、
太極拳夏合宿の時には、毎年ひっぽの方、丸森の方たちにも
ご参加頂き、交流があります。

ところで宮城県といっても、丸森町は福島県と隣接した場所にあり、
そこに住む方々は震災以降、原発による様々な生活の変化を
強いられています。
ひっぽの現状は、度々メールやフェイスブックなどで伺う機会はあったものの、
今まであまりちゃんとは聞けていなかったのです。

今回、作家の椎名誠さんの奥さんでもある渡辺一枝さんの

「渡辺一枝トークの会
“福島の声を聞こう!vol.11”」

に、ご主人の太田さんがゲストスピーカーで講演することになった、
と伺い、スタッフや知人と一緒に参加しました。

身近な方からの具体的なお話でしたので、内容を細かく
紹介したいのですが、少しまとめてみます。
◆作っているお味噌の安全性確認のこと

土を耕すことで粘土にセシウムが吸着するらしく、今のところ、
農作物からは放射性セシウム等は検出されていないとのこと。
ですが、元々お味噌の販売はクチコミで広がっていたけれど、
注文は3.11以降、大幅に減少してしまったとのこと。

元々手間をかけ、食品として安全で美味しいお味噌作りをしていた
太田さん一家です。放射性物質の安全性を確かめないで出荷することは
有り得ません。

(渡辺さんより、これでもかっていう位しっかり調べているんですよ・・との補足が入る)

◆原発以後、家族、とりわけ子供たちと離れて暮らすかどうかなど、
様々な葛藤があったお話。

一緒に暮らすことのメリット、デメリット
離れて暮らすことのメリット、デメリット、様々なことをはかりにかけ、
現在は、家族6人一緒にひっぽで暮らす選択をしているとのことです。

◆いのしし被害のこと
今までイノシシは狩猟後、食べることができたそうです。
現在は食物連鎖の関係で、イノシシが食べるきのこ類などに
放射性物質が含まれるため、取ったイノシシを食べることができず、
(放射性物質が検出されるため)結果、イノシシが増え、
農作物を荒らされる頻度が上がっているそうです。

(太田さん曰く、元は人間がイノシシの棲家を開拓していっているので、
どちらが悪いとも言えないのだけれど・・とのことでした)

◆「NPO法人 そのつ森」について
震災時に筆甫地区にで7年前に廃校になった旧筆甫中学に、
福島からの避難の方が200名くらい生活することになったそうです。

避難所が閉鎖された後も、それだけの方が生活できていた場所を
そのままにしておくのはもったいない、という思いから、
何か利用できることはないかとの模索が始まったそうです。

ひっぽ地区も高齢化が進み、高齢者が集える場所や福祉サービスはなく、
介護が必要になった場合は遠くの施設に入らなければならないそうです。
歳を取ってもみんなで支え合って集える場所にできないか、とのことから、
「NPO法人 そのつ森」が発足したそうです。

「そのつ森」の名前の由来は、荒井良二さんの作品『そのつもり』
にでてくる動物たちの暮らす森の名前から頂いたとのこと。
動物たちは空地の利用法をめぐって話し合い、さまざまなアイデアを
出します。そのたびに「いいねぇ、それ」と言って、そのつもりに
なって楽しくなるというお話とのこと。

現在、寄付・力仕事・情報・・などなど現在そのつ森を一緒に育ててくれる人も
大募集しています。

このような様々なお話を詳しく聞くことができました。

蓬治療所も院長を始め、スタッフもひっぽを数回訪れていますが、
ホントに良いところです。太田さんの子供たちの元気に走り回る姿を
見ているだけで楽しくなります。

私たちも「そのつ森」に何か協力できないか、とのことで
現在、急ピッチで改修している(私たちが夏に使うことで
改修を急いでもらってしまっているのですが・・)旧筆甫中学で
今年の夏、太極拳の合宿を行います。

他にも、例えば学校の備品を販売してよい、と町から言われているそう
ですが、何か協力できることはないか、寄付集めや助成金のアイデアは
ないか、まだまだ手探り状態とのことですが、今後も協力していきたいと
考えています。

ご興味を持って頂いた方はSOYAのホームページ、そのつ森の
ホームページなどをご覧ください。↓
購入すると全てそのつ森への寄付になるオリジナルTシャツも
販売始めたそうです。

ひっぽの元気な味噌「SOYA」のホームページ

ひっぽの元気な味噌のフェイスブックページ

そのつ森のホームページ(現在制作途上とのこと)

そのつ森のフェイスブックページ

渡辺一枝さんがまとめられた講演記録

↓ひっぽの末娘ふきちゃん。この前の講演会にも来ていましたが、

この頃よりも大分大きくなっていました(^。^)

 

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