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ピースボートスタッフ便り

2019年9月11日

ピースボート便り番外編(ショートクルーズ振り返り日記)

<出会い編1>

今回、私はピースボートに仕事で初乗船するスタッフ
二名のサポートとして乗船しました。

ピースボートでの仕事というのは
蓬治療所の分室、船内治療室アママの運営と
船内カルチャースクール太極拳の講師です。
太極拳はいきなり数10名から多い時は100名以上の
お客様の前で説明をしながら太極拳をするため、
慣れないことで緊張もしますし、2週間ほど一緒にいるため
二人にはどんな風にやっているのか見てもらうようにしました。
(ショートクルーズは約3週間ですが私は1週間早く下船しました)

アイリスさんと柳田君は船の出航2日前に乗船し、
その直前まで乗船していたアママスタッフから
レジの使い方や物の場所などを引継ぎしてもらい、
私は8月4日の出港日にお客様と同じタイミングでの乗船です。
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他のスタッフがいない状態で蓬治療所を2週間近く空けることは
滅多にないため、乗船前日まで、いない間の事務的なことをあれこれ、
暑中見舞いで患者さんに不在をお知らせしたり、
バタバタと過ごしていたのでした。
そして先に乗った二人からは足りなそうな備品の連絡もきて、
朝早くから重~い!?荷物を持って大阪行きの新幹線に乗ったのでした(^_^;)

船に乗るのは3年ぶりだったでしょうか。

久しぶりの揺れる船で眠ったせいか?、疲労困憊状態で乗船したせいか!?
3日目の朝から首の寝違いを起こし、首自体は動かせるのですが、
側頭部にガンガン痛みが響きます。
揺れる船で目覚めると頭が動いただけで痛くて眠れません。

私は船酔いはなかったのですが、広島から鹿児島に向かう船が
揺れたため、アイリスさん、柳田君は船酔いの洗礼を受けていました。

お互いに治療をしあったり、自分でも鍼や置き鍼などもしましたが
良い機会だから降りた港で良い先生がいたら治療してもらおうと考えました。

全国に治療家の知り合いがいる鍼灸同級生のWさんに
「鹿児島・長崎で良い先生知らない~?」と
朝一でメールしたところ、
そこは打てば響く同級生(*^^)v
鹿児島に勉強会でも教わっている面白い先生がいる!
とのことで、早速電話してお昼過ぎに予約を取りました。

鹿児島は初めていきましたが、船から街まで行くには
最寄の市電停留所まで20分くらい歩いて、そこから市電に乗ります。

歩いている途中で見た桜島↓
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鹿児島に寄港したのは8月8日ですから炎天下の中、
歩くだけで暑くて汗が吹き出します。

柳田君は別行動で、一緒に街に出たアイリスさん、
船のスタッフの子と商店街を歩きます。
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途中さつま揚げを食べたり、黒豚のお店でランチをして
二人と別れたら時間短縮のためにタクシーで予約した
谷山診整院に向かいます。

場所が近づくにつれてタクシーの運転手さんも本社(?)に
細かい場所の説明を無線で聞くのですが、
「あのぉ~ガソリンスタンドが出てきたら曲がってぇ・・」
というような調子の返答で
運転手さんも「○○通りまでは出ていいの?」
問合わせ先の人「それは○○でぇ・・・」

運転手さん
「このタクシーの場所も全部向こうはわかってるのになんて説明だ!
 何言ってるんだかぜんぜんわからない!」
と無線で確認するたびに何度も憤慨しています(笑)

申し訳ないながらもそのやりとりがギャグ漫画のように
面白くて首が痛いながらも元気が出ました。

そして看板は出ていたものの、治療室というよりは普通のお宅だった谷山診整院。
玄関を入ってすぐの部屋に通され、枕が1つ置いてあります。
隣の部屋では奥様が新聞を読んでいます。

嬉しかったのは猫を10匹飼っているとのことで
次々猫たちが現れます。

座位で首の状態をチェックした後、枕に寝て~と言われて
治療が始まると、寝ている私の腕に猫がスリスリしてきたりします。

「グレー」と呼ばれるロシアンブルーのような色の猫が腕に
スリスリしてくるので、そのたびに先生と、
隣の部屋で新聞を読んでいる奥様が
「グレー!だめよ」「グレー!」「グレーっ!!」と
何度も呼ぶのでそれもだんだん面白くなってきました。
私も置いてきたナナチャンに会いたくなりました。

船の中とは別世界の初めてきたお宅で今、私はなにをやっているんだろう・・・。
味わったことのない新鮮な気持ちです。

可愛かったグレーの写真は撮れずでしたが、10匹中5匹と会えました。
写真は2匹だけ。。
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先生は私が鍼灸師と言ったので治療に関していろいろ説明を
しながら行なってくれます。
勉強会に来たわけではないのにお得感も満載で猫の話も楽しい(笑)

治療が終わって首も軽くなり、奥様からはお茶とお菓子をいただきました。

谷山先生「鹿児島のラーメン食べた?」

私「お昼は黒豚のしゃぶしゃぶランチを食べました」

谷山先生「鹿児島のラーメンも美味しいんだよ」

谷山先生「船まで車で送って行ってあげるからラーメンも食べよう」

私「えー!?(そんなことまでしていただいて申し訳ないやらありがたいやら)」

送っていただく道中、先生の治療家になるまでの歴史や
元ラーメン屋さんだったとの話・・・などを聞いて

「ラーメン屋十八番」さんでラーメンを一緒に食べて
船まで送っていただきました。
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とんこつラーメンですが、博多ラーメンと違って
麺が細くありません。オススメ通り美味しかったです。

そして港へ。

先生も大型客船が着く港までは来たことがなかったとのことで、
船を外からじっくり見学して桜島をバックに二人で写真をパチリと。
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鹿児島でコアな思い出ができました。

振り返ると短いながらも思い出がいっぱい(^o^)
続きはまた~。
                大沢もえ

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2019年9月3日

【2019年夏ショートクルーズ】ピースボート便りVol.4

小樽を出航して、釧路へ向かう予定が…
再び台風の影響で函館寄港となりました。

と、文章で書くとフーンで済んでしまいそうなところです。
小樽ー釧路は、知床に気をとられますが、実は、
今回は、国後水道(国後島と択捉島の間)を通る航路だったのです。

と、ここまで書いても、乗船前の私もフーンで済みそうですが、
ここは日本船籍(飛鳥Ⅱ、にっぽん丸等)の船は
オトナの事情で通ると大変な事になる(実質通れない)ようで
パナマ船籍のピースボートならではの航路だったんです。

ピースボートに限らず、日本一周の船旅の航路地図を
そんな目線で見るのも興味深いですね。
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函館、室蘭を経て最終寄港地の石巻です。
石巻はピースボートのボランティアで8年前に来て以来です。
その時行った女川や牡鹿半島へは行けませんでしたが、
地元の方に震災の話を伺うことができました。
70代の女性で、1960年のチリ地震で津波を経験されており、
これだけの地震がきたら、必ず津波が来ると思い逃げて
助かったそうです。

また、タクシーの運転手さんは車で逃げたくなるけど
タクシーは置いて逃げて、助かったそうです。

一見、街は綺麗にはなっていましたが、観光客からは見えないとこで、
まだまだ時間が必要な事もたくさんあると思います。
関心を寄せ続ける事、地震や災害に対しての
シュミレーションをしておく必要性を感じました。

そんな石巻で、今クルーズ一番おいしかった物に出会いました。

その名も「モサガン」。

名前だけ聞くと全く想像がつかない上に
あまり美味しそうじゃない(失礼)ですが、
甘さ控えめでモッチリ美味しい蒸しパンなんです。

ちょうど作られてる方が来られて名前の由来を聞きました。
「ガンヅキ」という郷土料理があってモサッとしてる事から
モサガンになったそうです。
「でもモサッとはしてないけどね」と。

「どっちやねん」
と関西弁で突っ込みたくなりましたが我慢しました(笑)

この蒸しパン、なんと自家栽培の自然薯入りなんです。
自宅や加工工場は失ったものの、少し高いところにあった畑は
津波の被害を受けず、震災から約1年を経て再販売にこぎつけたそうです。
賞味期限も2日で、恐らく地方発送もしてないと思うので、
石巻へ行かれた際には試してみて下さい!
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もえ先生が下船して、我々の太極拳本番!
わかってはいるものの、普段の道場と違い、鏡がない、
揺れて方角もわかりにくい、たくさんのお客さんが自分を見ている、
そして緊張。

反面、朝日を浴びながらの太極拳は本当に気持ち良かったです。
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8年振りのピースボート、お客さんからクルーとしての乗船、
皆さんのお陰で今回もとても楽しい船旅となりました。
ありがとうございました。柳田

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2019年8月28日

【2019年夏ショートクルーズ】ピースボート便りVol.3

無事に日本一周クルーズを終えたアイリスです。

あっという間に終わったショートクルーズでした!

太極拳が大丈夫かと、毎日ドキドキしていましたが、
やっている最中「無」になれば、時間はあっという間です。

緊張することもありませんでした。

さらに、自分の得意分野であるスポーツ運動的な視点から、
皆さんの関節動作が筋肉を緊張させない程度で行えて
いるかどうかも確認していて、実は忙しいのです。

人数も多いので、一人一人指導はできませんが、
皆さんが私のマネをし、頑張って太極拳に取り組む姿をみて、
心から嬉しいと思っています。

ちなみに私は、最近、太極拳→筋トレ→サルサのステップを練習しています。

自分のため、そして、皆さんにもっと美しい流れを見せるためにも、
まず、自分の体を早くやわらかくしなきゃとの心懸けです。

アママの方も、おかげさまで毎日忙しくしていました。

職場の環境が変わると少し慣れる必要はありますが、
自分のやりやすい配置をすれば問題ないです。

波に乗って指圧していけるという楽な体験が出来て嬉しいです。

すぐ慣れっこになるのは私の強み!
ワハハハハハ~ =w=

ただ・・・・
週に一度、船で行われる避難訓練で、
質問に答えられなかったのはすごく焦りました。

テレビに火がついた時どうするか?と質問され、

隣の人は「まず上に報告」と、答え、

そして、私の番。
「次は?」と・・・・

消火器の英語が思い出せな~い・・・・(・。・;

消火器のマネをして見せたけど・・・・
安全管理担当のクルーは、
「それじゃわからない」と・・・・

「すみません、英語が思い出せない・・・」

「言葉ができないと、
プロとは言えないぞ!名前は??」

(・・;)・・・・・・

名札見られた・・・・
実にやばい~~~~~汗汗

そして、質問が前の人に戻り
「さあ~どうします?」

「パウダー!」と…

「そう!パウダーを言えばいいんだ!
難しくする必要はないだろう!」

と、前の人に言っていましたが、
私への言葉だと受け取りました(~_~;)

消火器の英語は喋れないのに、
なぜかそのゾクゾクする会話が全部聞き取れる~~~(ーー;)

船の安全管理に関するセーフティブックを
真面目に暗記しなきゃ~(^_^;)

と、痛感しました。

「アイリスあるある」はまた、
102回でお楽しみにしてください。

オマケ写真↓
太極拳のお客様と一緒に
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お客様やカルチャースクール担当の人たちと
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【2019年夏ショートクルーズ】ピースボート便りVol.2

日本一周中のアイリスです!

初めてのクルーズでもう台風に追われる体験をしています。
初めからずっと追われてて、無事に港に着くことはできたですけど、
やはり毎回そううまく行けるわけはないですね!(・。・;

北海道で初めての路線変更の経験をしました。
釧路が無くなってそのまま函館へ向かう予定です。
なので、小樽でのんびりしてます。
そのおかげで小樽で二回もお出かけはできました。

話を戻します。
金沢まではすご~く暑かった天候から次の寄港地。
急に涼しいロシアについて「服は足りるのか?」と
一瞬心配してましたけど、幸いロシアの室内は
なぜか暑いくらい温かい!
紅茶とスープで体が温まったおかげで
なんとか港周辺を散歩できました!

この暑いから寒いという経験をしたことで次のクルーズに
向けての洋服など、何が足りないかを理解できたので
102回のため、もう少し準備をしたいと思いました!

そしてロシアでの面白い話。
アママメンバー三人である博物館を見に行きました。
入場券を購入する際、受付の人から私に
「子供料金でよろしいですね?」と・・・・。
一瞬固まったけど、状況をすぐ理解して「はい」と答えて
すぐ指輪を外し、そして、この状況を突っ込もうとしたやなさんに

「料金払うまで笑わないで、突っ込まないで・・・・」
と小声でずっと合図してました>w<

今まで日本でも同じ状況は多々ありましたが
この体験は初めてです。
多分ロシア人はおっきいので、私は子供にみえるでしょうね!

アイリスのあるあるはまだ続きます・・・(~_~)

オマケ写真↓
温かいボルシチのランチをしたレストランのご主人は
一見とても怖そうでしたがランチの後に
スーパーの場所を聞いたら曲がり角まで案内してくれました(*^ ^*)

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2019年8月21日

【2019年夏ショートクルーズ】ピースボート便りVol.1

今回は100日越えの長いクルーズに乗船する前の研修も兼ねて
2名のスタッフに乗船してもらいました。
ただいま乗船中の二人からのお便りを載せたいと思います。

—-
初クルーズのアイリスです。

ただいま乗船している8月のショートクルーズ日本一周と
9月~12月世界一周クルーズに乗船するので頑張りたいと思います。

初めてなので、頭はほぼからっぽです(-_-;)
とりあえず先輩などに聞いたり、覚えるためにくっついて
必死に仕事をしています。

仕事以外の生活面では、幸い適応力が高いので(!?)
船内の生活は不便を感じませんでした(*^^)v

初めてのことに不安を感じて乗船しましたが、一緒にフィリピンの船員研修に
行った仲間たちにも船内で会えて、知っている顏を見たので
「ほっ」とした気持ちもあります。

船内の食事生活も元々香港出身の私には苦はなく、
香港は他国料理が多く、しかも西洋風の朝ごはんもあるので、
むしろ私に向いていて安心しました。
今回は長いクルーズ前に仕事を覚えたり、慣れるために必死で
港に降りてからの観光情報を調べる元気はなくて
寄港地は周りを頼りについて行っていますが、とても楽しんでいます。
その様子はまた次回か、柳田くんに任せたいと思います(笑)
それではまたの投稿をお楽しみに(^o^)(アイリス)

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—-
柳田です。
お客さんとしては乗船経験がありますが、船もその時とは変わっていますし、
スタッフとしては初乗船になります。

8月4日(日)に海遊館が目の前にある大阪港を出航し、
最初の寄港地かつ私の出身地広島です。
台風の影響で約1日遅れての着岸となり、8月6日の平和公園での
式典には行けませんでしたが広島の鍼灸友達と夕食を共にしました。
お好み焼きじゃなく、ちゃんこ鍋(笑)という予想外の店でしたがおいしかったです。
店員さんの制服がカープのユニフォームなのがわかりますか?

メイン写真は友人↓
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その翌々日、8月8日立秋の日の鹿児島では、まだ穂が開いていないススキのそばを
数匹のトンボが飛んでいるのを見かけ秋の訪れを感じました。

8月9日の長崎では、原爆資料館で被爆者の方と話す機会があり
「式典が年々形だけのものになってきている」と憂いておられ、
生の声を聞けて良かったと同時に複雑な想いで長崎を後にしました。
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釜山では「625マッコリ」という生マッコリ屋が安くて美味しいらしいと
調べていきました。
店のおばちゃん達がとってもフレンドリーでまた行きたくなる店でした。
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また釜山には10回は来てるというドクターも
「このエリアは初めて来たけど、来れて良かった」と言われていました。

ウラジオストック、ロシア、はい、期待通りありました(笑)
マトリョーシカ屋。
いや期待以上です。
日本ではなかなか見かけない商品ラインナップじゃないでしょうか・・・。
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そして初めてのボルシチ、これがとっても美味しかったです。
御覧のようにスプーンが長細いんですね。
こんな形は初めてみましたが具入りのスープにもってこいでした。
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ウラジオストックから小樽への洋上の日、8月15日が満月の日でしたが
生憎、天気が悪くこの調子じゃ見れんじゃろうなと思い、遅番の仕事が終わり
満月の事も忘れて外に出ると、
なんと!雲がなくなりまん丸お月様が出迎えてくれてるじゃないですか!
これも船ならではかもしれませんね。

もえ先生が降りる前日、最後の夕方のカルチャースクールの太極拳で、
二人でお客さんを前にして九十九まで行いました。
終わってからの反応が予想以上に大きく、こちらもこみ上げてきてたんですが、
時間が押してて部屋を使う次の方々は待ってる、私もアママへ出勤せにゃいけんわで
感傷に浸る間もなくもえ先生最終日は過ぎていったのでした。
                      (柳田)

長崎ちゃんぽんと皿うどんを食べる二人↓
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長崎めがね橋の近くで↓
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2019年5月8日

【101回クルーズ】ピースボート便りVol.1

現在、マレーシア・ペナン島を出てから
エジプトに向けて洋上が続いており、
太極拳もマッサージルームアママも
毎日沢山の方がいらしてくれています。

朝のカルチャースクール太極拳では、
150人・・・、多い時にはさらにそれ以上の方が
来てくださっていて、
賑やかな様子で美しい朝日を浴びながら太極拳をしています。

100人を超える人達が、
同時に同じ動きをしているのは
なかなかに迫力がありますね。
乗客の皆さんが、船での生活を健康に楽しめる
お手伝いになればと思っております。

さて、
クルーズが始まって早いもので
3週間が経ちました。

日本を出てから寄港した国は3つ。

香港とシンガポールとマレーシアです。

今回は1人での乗船となりましたので、
寄港地の過ごし方の
右も左もわからない(何も調べていないだけとも言います)
新米クルーのちよりんは、
優しい先輩クルーの方々と一緒に過ごさせてもらう事が多いです(^ω^)

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香港ではWi-Fiを求めてフラフラしていた所を拾っていただき、
ショッピングモールと夜景の見える船の絶景スポットへ、
事務のMさんと。
街中でもイルミネーションは綺麗だけれど、
船から見ると街の全体像が見えて更に綺麗だよと教わりました。

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シンガポールでは、行った人の不安を煽るような
不気味な面白公園「ハウパービラ」へ。

面白ミステリーハンターの美女ナース
Yさんに連れて行っていただきました!
タイガーバームの売り上げで財を得た兄弟が作った
中国の歴史的な事などが学べるスポットらしいですよ。
港から電車ですぐの所なのでおすすめです!
入場料は無料ととても懐の深い所でした。

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最後は、先日のスリランカの事件の影響を受けまして、
急遽寄港する事が決まりましたペナン島。

インドとイギリスと中国の影響を受けているため、
通りには中国語と英語とインドネシア語の看板が
入り混じっておりました。
宗教的建物とビーチリゾートとアートで有名なペナン島。
ナースと売店の女子達に混ぜてもらい、
ストリートアート巡りをしてきました。

大変蒸し暑い日で気温34度、湿度90%の中での
探索でしたが途中カフェに入って涼みつつ、
無事お目当ての絵にも出会う事ができ、
パシャパシャ写真を撮る事ができました!

今現在船はこれからインド洋に入るでー!
という所まで来ております。

しばらく見る景色は海一色。
一色とは言っても単色ではなく時間によって変わる
海の景色を当分楽しみたいと思います。

おまけに
私は行っていないですが…
大変面白いなと思った
ナースさんが行ってきた香港のモンスターマンションの
お写真も添えさせていただきます(o^^o)
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ちよりん

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2019年4月17日

日韓共催ピース&グリーンボート便り(2019ショートクルーズ)

船内治療室アママより、
ピースボート、P&Gショートクルーズの様子をお届けいたします。

現在アママスタッフは、日本と韓国の友好を目的とした
ピースアンドグリーンボートに乗っています。
韓国と日本のお客様が入り混じって船内はとても賑やかです。

このショートクルーズでは小さいお子さんも100名ほど乗っています。
船の中でかくれんぼしている様子がとても微笑ましかったです。

船内では
朝の太極拳に始まりヨガ、スケッチ、
社交ダンス、語学、メイクアップなどカルチャースクールや、
様々な自主企画、ピースボート企画、
歴史や文化を考える水先案内人による講義などが行われ
洋上であっても毎日イベントが盛りだくさんです。

神戸から始まり、
麗水(韓国)→上海(中国)→長崎(日本)→済州島(韓国)→横浜(日本)
と三ヶ国を巡ります。

3ヶ月も船には乗ってられないわー!という方には
洋上が短い12日間のクルーズなのでオススメなクルーズかもしれません。
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三食おやつ付き旅行でゆっくり船に揺られてみてはいかがでしょうか?(o^^o)

お疲れの際にはアママスタッフが2人体制で皆様をお待ちしております!
今回は窓のあるナイスビューな施術部屋もあり開放感があって、
マッサージにいらした方からも好評をいただいております。
もちろんマッサージや鍼灸でご満足いただけるようにも頑張っていますよ!

私は船員なので、着いた寄港地で降りられる時、降りられない時がありますが、
降りられた時には、その現地のご当地グルメを食べるように心がけております。

初めて降り立った麗水(ヨス)では、市場を見た後、
蟹の入った鍋やプルコギ鍋を食べ、
(生の蟹の醤油漬けカンジャンケジャンは見つけられませんでした(^^;;)

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長崎の2日間では、坂を歩きながら景色を楽しみ、
皿うどんと長崎ちゃんぽんを食しました!
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大久保にあります蓬治療所では当分カメラマン、リポーターが不在のため、
大久保を食べ尽くすのコーナーはお休みになるかと思いますが、
代わりに船に乗っていて見つけたり、出会った食べ物を
紹介できたらいいなと考えております。

ショートクルーズも残りわずかとなりました。
次回お送りする事になるピースボート便りは
“101回クルーズ五大陸をめぐる旅”からになります。
お楽しみに(^^)/~~~

アママ ちよりん

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2019年4月10日

【100回クルーズ】ピースボート便りVol.7

約1000人のお客さんと約100日のクルーズが終りました。

クルーズの終盤は、
船を降りたらあれをしようこれをしよう、
色々と頭に浮かんできますし、
お客さんやスタッフとそんな会話をしているうちに
あっという間に日が経ちクルーズを終えました。

帰国して数日、
今回のクルーズで特に印象に残った方を思い出しています。

バネ指の治療でアママに来ていた78歳のMさん。
乗船前にお庭に300個のチューリップの球根を植えてきたからと。
5日に1回の治療の中でバネ指はほぼ治り、
手が汚れない船旅の間は、いつも真っ赤なマニキュアと指輪。
この存在感のある指輪は、日常で不意に指が曲がってしまうのを
防いでくれる役目も備えていました。

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治療の中で少しずつMさんの人生を聞かせてもらいました。
50を越えて神戸に喫茶店を開いたこと。
阪神淡路大震災を機にその喫茶店をニューヨークに移転しようと
現地に視察に行ったり、願掛けでホノルルマラソンや、
お遍路に挑戦したり。色々とあったけど、今は鳥取の田舎で
畑仕事薪仕事の自給自足の生活。
描いた夢や挑戦してきた事の大きさがMさんの瞳を
いつまでもキラキラさせてさせているように思えました。

今まで人生の中で出会った方達に少しずつ勇気を貰って、
色んなことに挑戦してきたとMさんは言って、
一足先にピースボートを下船し帰国していきました。
そんなMさんを思い出し、私もこれから折々で
Mさんの生き方に勇気を貰うのだと思います。

まずは、チューリップの咲いているうちにMさんを訪ねたい、
というのが今の実現したい事のひとつです。

ぐるっと地球を一周、
何周しても結局見つめているのは
まだまだ色んなところの足りない自分自身です。
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◆おまけ◆

そうそう私はこの旅では5年ぶりにチリの友人に
再会することができました。
たまたま飛行機で隣の席になり
『私はたまに世界一周の客船で仕事をしているから
もしかしたら再会できるかもね』とずっと連絡をとっていたのです。
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こんなワールドワイドな再会が叶うのもこの仕事の醍醐味で、
次の再会を楽しみに日常会話レベルのスペイン語の習得
という目標も増えました。

アママ村松

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2019年4月3日

【100回クルーズ】ピースボート便りVol.6

船は4/1に無事に神戸に着き、1983年からスタートしてから、
記念の100回クルーズは無事に地球一周をして日本に帰って来ました。

日本は4月で春の陽気かと思いきや、とても肌寒く驚きましたが、
とにかく2人とも何事もなく終えることが出来ました。

今回のクルーズの全体の感想を少し書きつつ
100回クルーズのピースボート便りを終わりたいと思います。

今回自分は太極拳を1日3回教えるということで
今までのクルーズとはまた違う船の生活でした。

最初は3回やる中で、どうすればお客さんは興味を持ってくれるのか。
付加価値をつけていくにはどうすればよいのか。
上手く伝えるにはどうすればいいのか。
など試行錯誤しましたが、やっぱりまずは自分が一生懸命に
やっていくことが何より大事なんじゃないかと思い、
そこから始めました。

そうした中でお客さんから
「太極拳って面白いですね」
「いつも楽しみにしています」
など温かい声に励まされ、頑張らなきゃという気持ちになっていました。

発表会も25人に参加してもらい、練習も重ねましたが、
なかなか上手く行かない部分も多く、キーワードを2つ決めて
「最初と最後が良ければ全て良し」「和気致祥」を
テーマにやってきました。

起勢と十字手だけ皆んなでバッチリ合わせて、
後は自分自分にならずに周りをよく見て助け合ってやっていきましょう。
そういう風に練習をしていきました。

本番では完璧とはいかなかったですが、
(起勢と十字手はバッチリでした。)
「無事に終わり皆さんのやってよかったです」
という声を聞け安心しました。

印象に残ったのは
「あそこ間違えたけど上手くみんなでやったよね」との声があり、
みんなで協力して出来ていたのだなと嬉しくなりました。

「和気致祥」とは太極拳の四義の1つで、
和の気は幸福をもたらす。という意味の言葉ですが、
和の気というのはやっぱり1人では作れないんだな。
と、いうことを100回クルーズは自分自身が実感する事になりました。

そして他にも色々な人との繋がりや出会い。
船旅ならではの色んな経験をさせて頂き、また一つ
成長する事が出来たと思います。ありがとうございました。

アママ小林

[普段の練習風景]
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[発表会メンバーとの写真]※HPアップの許可はみなさんに取っています
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2019年3月13日

【100回クルーズ】ピースボート便りVol.5

みなさん、こんにちは。

ピースボートは南太平洋を横断中、イースター島から
次の寄港地のタヒチに向かって順調に航海しています。

今回はリクエストを頂きました、船内生活について。

南太平洋を横断中のとある1日。

●5時、起床。
1日の始まりは、朝6時からのおはよう太極拳です。
5:40に小林くんと待ち合わせて一緒にその準備。
日の出は7:35、真っ暗ですが南半球の星空の下、
約50人のお客さんと太極拳です。
頭上は満天の星空、船の後方には蠍座、南には南十字星。

●7時、太極拳が終わると朝ごはん。
本日の船内新聞(1日の様々な企画のタイムテーブルです)を見ながら、
小林くんとあーだこーだ話して30分ほど。
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朝食後、日の出を見に外のデッキへ。
空のピンク色が海に映り、徐々に夜が明ける美しい
時間です。
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●8時半、朝のミーティング。
天候や波の様子、1日の流れや各部署のトピックスをシェアします。

ミーティング後、船内治療室アママヘ出勤。
治療室の準備や予約の受付けを行います。

●9時前、本日はピトケアン島の沖を通航。
人口50人弱、空港もなく、定期船による物資の運搬は年8回とか。
まさに絶海の孤島。戦艦バウンティー号の反乱で有名な島です。
通過するときに、ピースボートからは汽笛を3回、
島からは“安全な航海を”とメッセージの交換をしました。
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●9時~12時、アママ午前の部。

●12時半、お昼ご飯。

ちなみに私達は船員で、食事は船員専用のビュッフェ形式の食堂を利用します。
食堂では船長をはじめ、国籍も職種も違う船員が一緒に食事をします。
そのため、食事は日本食中心ではなく、
国籍や宗教などを配慮したメニューとなっています。

本日の私の食事
※私はあまり肉を摂らないのでこんな感じですが、
肉はたっぷり出ます。宗教(やコストも?)的な理由で鳥が多いです。

朝;中華粥、味噌汁、目玉焼き、切り干し大根、カフェオレ、フレンチトースト
昼;パスタ、スープ、サラダ、パウンドケーキ
夜;ご飯、ミネストローネスープ、雑穀サラダ、焼き魚

●14時~15時、避難訓練。
船員は1週間に1度避難訓練があります。
船内で火災発生を想定して、乗客の方の避難、誘導などの動きを繰り返し訓練します。
(乗客の方は1ヶ月に1回避難訓練があります)

●15時~19時、アママ午後の部。
鍼灸とマッサージの割合は5:5くらいで、
中国や台湾、シンガポールの方も治療に来ます。
特に中国や台湾の方にとって鍼灸治療は絶大な信頼があるようで
(確かに日本の人より治癒が早いです)痛み止などに頼らず、
鍼灸治療がファーストチョイスだったりします。

●20時、夕ごはん。

本日は時差調整の日です。
船が地球を一周する間に24回の時差調整があります。
1時間時間が戻り、24時が23時になり、実質夜が1時間伸びることになります。
こんな日は友達を誘ってピアノバーへ。
ピアニストのサーシャのピアノは心の芯に響きます。
船内でお気に入りの大切な場所の1つです。
IMG-8611ピアノバー

そのあとで、星を見に外のデッキへ。
しかし、星のほとんど見えない薄い雲のかかった夜でした。
最近は天の川や流れ星もバッチリ見える日が続いていたのですが、残念。
こんな日もあります。

●23時就寝(時差の日なので実質22時)、おやすみなさい。

毎日はあっという間に過ぎてしまうのですが、こうして書き出してみると色々あります。

この船の仕事はとても多くの事を得られる場です。
太極拳や治療を通して経験値があげられるのは勿論、
同じ船で働く国籍、年齢、職種を越えた友人がたくさん出来ます。
(その気になれば色んな国の語学の習得もできます!)
またピースボートのお客さんは人生経験豊富、好奇心旺盛、
個性的な方が多いので、人生の先輩から聞く話は興味深く、
私の考え方に大きく影響を与えてくれます。
(瀬戸内海の島への移住することも後押ししてもらいました!)

残り3週間のクルーズ、カウントダウンの日々を
乗客の方と同じくらい寂しく思う今日この頃です。

アママ 村松

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