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よもやま話(ブログ)

2019年7月10日

『百人町ノラ猫物語』より 百人町猫捕り物語 其の一

いきなり番外編!
『百人町猫捕り物語 其の一』

※蓬治療所の裏側を行き来する4匹の猫の物語の予定でしたが、
 最近、蓬治療所の表も大分にぎわっているので今日は
そちらのお話を載せたいと思います。
—–
10日くらい前の夕方くらいのことです。鍼灸院の向かいの家の庭辺りか
ら猫が鳴いている声がすごいのでどこかにはまっているのではないか?
と、院長に声をかけられました。

お向かいのKさんは現在施設にいるので親戚の人に家の庭(実際にはブロック塀の上)を
通ってもよいか電話すると、近所に住んでいる姪ごさんが姉妹で来てくれました。
そのお隣のNビルの家主さんが猫は朝から鳴いていると教えてくれました。

いろいろ探した結果、治療所の向かいのNビルの隣のビルと、
さらに隣のビルの間の溝に落ちているとわかりました。
治療所に一番近いビル、その隣のビル、さらに隣のビルは、
入り口が大久保通りに面していて、階段上に奥行きが違うので
一番奥行きが長い3つ隣のビルの壁が治療所から確認できます。
そこから鳴き声が聞こえていたのでした。

溝といっても幅30センチほどで深さはちょうど地下の1階分の深さか
3~4m以上あります。

庭側からでなく、ビルとビルの隙間からも入れるのか見に行くと、
小さめの猫が道案内のようにその隙間に入っていきます。

一瞬「あれ?鳴いてたのこの猫?」と思ったのですが
行き止まりまで行くと下で猫の鳴き声がします。

ビルとビルの間は入り口からものすごいゴミ貯めになっており、
通常は猫やネズミの通り道なのでしょう。
人間は通っていないだろうというゴミの上を歩いて、行き止まりまで行くと
視界が開けて、右をみたら治療院の看板が見えます。
(あとでよくみたらゴミの下からごきちゃんたちがぞろぞろ((((;゜Д゜))))

猫の声がする溝の壁に窓があるような気がしたので
ちょうどその壁の位置の地下の居酒屋に窓があるか聞きにいったら
換気せんがついてるだけで窓はないとのこと。

そして「猫っ!ずっと鳴いてますよねー!」と、ここでも言われました。

戻って溝をのぞき懐中電灯で照らすと、
はるか下の方に白にキジ茶の背中が見えます。

道案内の猫と似た柄なので、
「下に落ちているのはこの猫のお母さん?」と思いました。
気づいたらその猫は消えていました。

梯子にシーツをかけておろしてみたり、猫の捕獲機を持っている友人に
声をかけてみたりしましたが、無理そうなので早い段階で
レスキューの人にお願いして来てもらいました。

向かいのKさん宅のアパートに住んでいる方は
4日前くらいから鳴いてるから探してみたけど見つからなかった、と言います。

そもそもこちらが気づいたのが夕方なので暗くなってしまい、
手こずらせてしまいましたが、隊員さんが下まで降りてくれて
網で猫を捕まえてくれました。

あげてみたら上からみた猫の感じよりも随分小さいみたい。

捕まえた網から保護用の捕獲器に移す段階で、
ものすごい早さで逃げて大久保通りを渡ってしまい
「車にひかれちゃう!?」と、ひと悶着ありましが、
渡った先で力つきてしまったので無事に捕獲器に
入れてひとまず保護されました。

道案内の猫は逆にお母さんだったか兄弟猫だったのでしょうか。
この猫の方が小さかったのです。

上から目視した父と私とお隣の姪ごさんは同じ猫??と
思ったのですがなんせ暗かったですし、レスキューの方はこの猫しかいなかった、
というのであと数日は猫の声に耳をそばだてて過ごそうと考えてます。

放置していたらコンクリートの壁を登れず死んでしまう以外は
なかったと思うのでレスキューの方には大感謝です。

ひとまず保護された子はこれから病院にかかって里親探しになりそうです。
新宿でTNR活動をしている友人が連れていってくれました。
TNR活動に関しては以前HPに書いたこちらの記事をよかったら読んでくださいね。

http://okubohou.com/okuboneconeco01

そして、その週の内に保護した猫のお母さんや兄弟たちや捨て猫たちや迷いチワワまで
近所で発見されて次々と保護されるというのを経て、あの時の道案内の猫も
保護されているつもりでいたところ。。。
本日、同じ溝で鳴いているのを発見してしまう・・・という出来事がありました。
長くなりますので、続きはまた其の二をお待ちください。

写真は保護された猫
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