2025年5月7日
春の太極拳合宿 記・J
先日千葉県岩井市へ太極拳合宿に行ってきました。
大人数で行う太極拳は壮大な一体感を感じることができ、
まるで海の波にゆらゆらと流されているような、宇宙を漂っているような
心地よさがありました。
まだまだ新人の私はみなさまに囲まれる位置を譲っていただく機会が多く、
どこを向いてもベテランの方々の動きを見ることができ、
大変勉強になりました。
動きの意味を大沢先生が詳しく説明してくださる時があり、
私は今までしていた動きにそんな意味があったんだと驚き、
だからこの手なんだ、足なんだと、これまで先生のまねをして
いただけの動きに意味がついて、前よりも中身のある動きになった
気がして、この事が一番嬉しかったです。
朝6時より行われた海岸での太極拳は砂の上で片足になったときに
バランスをとるのが少し大変でしたが、波の音を聞きながらの太極拳は
とても心地よく、「ちゃんとしなくては!」と思って普段力みの多い私も
自然とリラックスして行うことができた気がします。
今回は初日にフェリーで久里浜港から浜金谷港に向かったり、
港よりほど近い鋸山散策があったりと、昨年とは違い観光の要素を取り入れての
太極拳合宿でしたが、みなさんとても楽しそうにされていたようで良かったです。
ただ、思っていたより鋸山はハードな階段の上り下りが続いたようで、
宿についてからの太極拳の練習には相当の気合を要していたようでした。
わたしは諸事情があり、大体が車での移動で階段の昇降はみなさんより
はるかに少ない散策となりましたが、それでも、“なかなか歩いたな“、
と満足していましたので、この何倍かを皆さんがしていたと思うと、
やはり皆さんの体力と気合いは半端なものではないなと、
改めて尊敬の念を抱かずにいられませんでした。
最後の夜の懇親会ではみなさまからコメントを頂戴する機会があり、
この合宿をみなさんが楽しみにして来てくださっていることがわかり、
また次の機会も良い合宿になると良いなと願った夜になりました。
わたしは齢40を過ぎたところで、3月まで通っていた学校ではどちらかというと
中堅所、中年の扱いを受けていましたが、今回では最年少組ということで、
お食事の際には「若いんだからたくさん食べなさい。」と、ご毎回たくさんのお恵み
をわたしのお皿にわけてくださって、この合宿ではいつもより動いていたつもりですが、
すっかり重量を上げての帰京となり、ただいま絶賛ダイエット中です(笑)
まだまだ若輩者の私をあたたかく受け入れて可愛がってくださったみなさまに
とても感謝しております。ありがとうございました!
澤邉樹里