2020年8月19日
【豊島通信】~不定期連載 その3~
8月は瀬戸内海の豊島に帰り過ごしています。
迎えに来てくれた友人にはいきなり『白い』と言われ、
何だか疎外感を感じましたが、2週間たった今は日焼けしてみんなと同じ色になりました。
昼間は木のようになった草を刈ったり、種を蒔いたり、薬草茶を作ったり、
パンを焼いたり、たまに治療の仕事をしたり、暑くなったら海に入ったり、
砂浴したり。
クーラーもないので暑い暑いといいながら暮らしています。
動いていた方が気が紛れます。
先日、夜は友人の獲ったタコでたこ焼き会。
たこ焼きしながら、、、今年はタコがたくさん獲れるとか、
タコの獲り方、しめかた、タコの肝で作った塩辛は美味しいとかそんな話で盛り上がります。
平和な夏の夜です。
みんなの意見を総括すると、タコはいきたまま冷凍するのが一番良さそうです。
塩で洗ってぬるぬるを取る(塩を大量に使う)のですが、
冷凍するとそのぬめりも取れやすいのだとか。
眉間を刺す!という止めを刺さなくていいところも良いです。
秋には大きくなったタコを食べるのをみんな楽しみにしています。
こちらに帰ってくると必ず一回はたこ焼き会が催されます。
たこ焼きをクルンと上手くひっくり返せない私は一人前扱いされません。。。
昼間は何度も着替えをするほど汗をたっぷりかきますが、
日がくれる頃には秋の気配を感じるようになりました。
今日は新月。
2、3日前から大潮で、友人達と満潮の海で泳いでいます。
夜光虫は刺激に反応して白くポワッと光ります。
空は満天の星空、真っ暗な海の中にも無数の星の粒のように光る夜光虫。
そんな島の大人の夜遊びで夜更かしして、涼しい朝は8時頃まで寝ています。
夜は鈴虫の声も聞こえ始めました。
ますむらひろしさんの『アタゴオル』の世界観をもって、
アタゴオルの住人のようにもう少しここに滞在する予定です。
(8/19新月 村松)