2015年10月6日
【第88回クルーズ】ピースボート便りVol.4
一週間前にスエズ運河を通航し、地中海に入りました。
今年の8/6に開通したばかりの
「第2スエズ運河(新スエズ運河)」を
ピースボートとしては初めての通航になります。
紅海と地中海を結ぶスエズ運河は今までは
一方通行でしたが、双方通行を可能にするために
第2スエズ運河が建設されました。
全長190キロの区間のうち72キロ区間が新水路と
なります。左舷側では今までの運河と、その運河を
航行し紅海へ向かう何隻もの船舶とすれ違いました。
第2スエズ運河は現在両岸を拡張工事中で、
これにより一日平均の通航船舶の数が49隻から
97隻に、通行のための待ち時間が11時間から
3時間に短縮されるとのことです。
これからここと通るたびに建設が進んで行き、
変わっていく景色を眺めるのも楽しみの
ひとつになると思います。
情勢上の理由でエジプトには最近寄港して
いませんが、運河通行中、エジプトの商人が
乗船し、アクセサリーやポストカード、洋服などの
お土産品を船内で販売していました。
スエズ運河を眺めながら、ポートサイドの
港内のお土産屋さん「ワンダラ(1$)」攻撃を思い出し、
観光業で生活している彼らの生活を思う一日でした。
時速18キロでゆっくりと航行し約8時間かけて地中海へ抜けました。
ここからは19日で11寄港地を巡る寄港地の日々となります。
9/30(水)アママ 村松
↑スエズ運河航行中の、船は旗を掲げます。
一番上はパナマの国旗(オーシャンドリーム号はパナマ船籍です)
右はエジプトの国旗、左は船にスエズ運河専属のパイロットが
乗船している印の旗です。
↑スエズ運河に唯一かかる橋、エジプト-日本友好大橋。
この橋は日本政府からの支援で建設されていて、橋の中央には
日本とエジプトの国旗が見えます。
水面から端までの高さは70m、この橋をくぐる時は
スエズ運河のハイライトの一つでとてもわくわくします。