2016年11月16日
【第92回クルーズ】ピースボート便りVol.5
ニューヨークから5日後、アメリカと国交が回復した
キューバ、ハバナに寄港しました。
カリブ海最大の島で、日本からも旅行客も増えている
人気の観光地です。
まずは馬車で旧市街をぐるっと一周。
1時間、20兌換ペソ(≒20ユーロ)
観光客は兌換ペソという市民とは違う通貨を使います。
1ユーロ≒1兌換ペソ
旅行客の私たちからすると物価は安く感じます。
世界遺産にも登録されている旧市街は、圧倒されるような
豪華でクラシカルな建物、ホテルが並び道路はクラシックカーが
走ります。
でも大通りから一本中に入るとレトロというよりも
ただ古くなってしまった建物が目立ちます。
舗装がでこぼこの道路、道にたまった汚水、野良犬、
野良猫、がれきやゴミ、汚れた空気、、、
それでもハバナでは治安の悪さは感じません。
NY在住の水先案内人のDragon76さんが6年前に手掛けた
壁画のリメイクを行っていると聞いたので、行ってきました。
Buickというクラシックカーのタクシーでかっこ良く駆けつけました。
助手席は船医の堀井先生です。
タクシー15分(写真を好きなだけ撮らせてくれるサービス付き)10兌換ペソ
楽しみにしていた水先案内人の一人、Doragon76さんは
ライブペインティングの第一人者として世界中で活躍しています。
“希望”をテーマに数多くの作品を制作していて、
キューバのチェ・ゲバラは笑っています。
広場に面している家の壁に描かれているもので、6年の間に
なんとそこにドアができてしまったとのこと。
船内のトークイベントでは、
『今の地位や安定の暮らしを維持していくのではなく、
アーティストとしての自分の可能性を全部使い切る!』
と夢だったNYへ生活の場所を移したDoragon76さんの絵からは
観る人々を明るく応援する力を感じます。
キューバでおいしかったもの。
お昼に食べた魚のスープ。
2兌換ペソ
ココナッツに入ったアイスクリーム。
ココナッツとココナッツミルクだけのさっぱりしたアイス。
2兌換ペソ(≒2ユーロ)。
ちなみにキューバではデートに誘うときは
『アイスを食べに行こう』なんだそうです。
老若男女アイスが大好きなようです。
夜は街がオレンジ色の街灯だけで落ち着いた色になり、
ありこちのレストランから流れるキューバンミュージックを
聴きながらいい気分で歩いて帰りました。
キューバはこれからどのように変わっていくのでしょうか。
訪れる側の私たちはまたこの時が止まったような風景に
会いたいと、勝手に思ってしまいます。
アママ村松