2016年5月11日
【第91回クルーズ】ピースボート便りVol.1
船はいまインド洋を横断しています。
そして、インド洋を抜けるとスエズ運河に入ります。
先日、27日にスリランカのコロンボという港町にいました。
コロンボは都会で、人や車、トゥクトゥクなど喧騒がすごく
交通渋滞が絶えないといったような印象です。
気温も高く日中は40℃を超える暑さで、暑さに目が回りそうになります。
スリランカではアーユルヴェーダを見てみようと思って
いましたが、調べていたら指圧をやっているところが
あったので、訪問することにしました。
「トゥサーレ」という指圧の治療院で、日本人が経営する院でした。
ここではスリランカの視覚障害者に指圧を教えていました。
いまではインドの大学で視覚障害者の指圧クラスがあり、
そこで職業訓練として受けられるそうです。
そしてスリランカの「トゥサーレ」のようなお店で働いて、
いずれは自分1人で働けるように教育していくというような
支援をしていました。
僕の担当をしてくれたのはKETESさんです。
彼は2年前から指圧を始めたそうで、笑顔が素敵なKETESさんは
一所懸命に施術をしてくれました。日本語も少しずつ教えて
もらっていて、日本人の患者さんが来たときに日本語で
対応できるようにしていていました。
彼らのユニフォームには“TALKING HANDS”と掲げていて、
その言葉通りになるように努力しています。
日本から遠く離れたインド洋で日本の指圧がスリランカ人の
視覚障害者の人たちの手助けになっていて感動しました。
これからも頑張ってほしいものです。
入ったお店は街のカフェでビジネスマンなど街の人たちが
バナナの皮で包まれたカレーのお弁当を買って帰ったり
していました。カレーの中にはメインの魚や卵があり、
そのサイドにジャガイモやナスにピーマンなど色んな具材が
ご飯のまわりに乗っていて、少しずつ混ぜながら食べます。
ただ勢いよく混ぜてしまうと、とても辛いものが入っていて
大変なことになります。汗の止まらないお昼でした。
お腹いっぱいになってもミネラルウォーターと合わせて200円ほど!
とても安い。
そして、コロンボ郊外のキャラニアという地域には
仏教の古い歴史のある寺院に行きました。
約2500年に仏陀がスリランカに来たときに作ったお寺のひとつです。
境内は神聖な場所なので靴を脱いで裸足で中に入ります。
蓮の花を入口で買い、仏像にお供えするのが参拝のようです。
この境内の地面には砂が敷いてあり、実際に2500年前に
仏陀が歩いた砂かもしれません。
そう考えると感慨深いものがありますね。
次はいよいよ地中海です。
スリランカのマチュピチュと言われる、シーギリヤロックに
我が太極拳キャラクターの猫Tシャツを添乗員の長谷部さんが
連れて行ってくれました。
次はどんなところに連れて行ってくれるのでしょうか?
楽しみですね。
アママ 鈴木